Experience
吉野川のほとりで漉く、自分だけの阿波和紙
概要
徳島県吉野川市山川町にある阿波和紙伝統産業会館は、奈良時代に起源を持つ「阿波和紙」の伝統を継承する施設です。阿波和紙は徳島県の無形文化財や日本の伝統的工芸品に指定されており、その歴史は約1300年前、忌部族が麻や楮を植えて紙や布の製造を始めたという記録が古事拾遺(807年)に残っています。館内では職人による手漉きの工程を間近に見学できるほか、来館者自身がハガキや半紙を漉く体験実習に参加できます。
魅力
四国遍路の途上、第55番札所・南光坊にほど近いこの場所で、「日本のものづくり」を五感で体験できます。
-
白無地を漉き、色で描く。
簀桁(すけた)と呼ばれる木枠でベースとなる白無地を漉き、続いてカラフルな色つきの原料で模様を描いて、自分好みにデザインできます。押し花を持参して漉き込むこともでき、完成品はその日のうちに持ち帰れるため、旅の確かな思い出になります。
-
国際的なものづくりの現場で。
この施設は過去のビジティングアーティストの資料を保管し、その制作の場としても利用されており、1989年に設立されて以来、国内外から多数のアーティストが訪れています。伝統技術が現代アートと交わる現場で、その入口に自分の手で触れられます。
-
遍路道のほとりで。
吉野川に沿った立地は、四国遍路11番・12番圏を歩く旅人にとって、白装束の道中にそっと寄り添う「ものづくりのお接待」のような時間をくれます。
インフォメーション
※料金やサービス内容、予約方法は原稿執筆時点のものです。変更される場合がありますことを予めご了承ください。
- 最寄り札所:
- 四国八十八ヶ所 第11番〜第12番圏(吉野川市域)
- 所要時間:
- ハガキ・半紙判の体験は目安1〜2時間/フリーコースは3時間
- 料金:
- ハガキ判 800円(3枚)/半紙判 1,000円(2枚)/フリーコース 3,500円。
いずれも入館料別途(一般300円)。※2026年6月時点・公式サイトおよび吉野川市公式情報
- Language:
- 英語対応あり(公式サイトに英語併記。夏期研修会は日英バイリンガル開催)
- 言語:
- 個人はネット予約可(団体・藍染め体験は要予約)