第31番札所 竹林寺近く
土佐御苑 STAY UWU
創業60年の老舗旅館が拓く、高知の日常を暮らすように旅する“分散型ホテル”
施設に宿る物語
女性たちが守り抜いた「おもてなし」の心と、街へ飛び出す新たな挑戦
1964年(昭和39年)、東京オリンピックの年に創業した「土佐御苑」。高知市の中心部に位置し、全国から多くの観光客を迎えてきたこの宿は、代々女性が経営の舵を取り、現在は創業家を継ぐ兄弟が力をあわせて運営。創業以来一貫して「やすらぎと土佐流のおもてなし」を守り抜いてきました。時代と共に増築を重ね、現在では高知市内でも指折りの客室数を誇る「高知の迎賓館」のような存在として、多くの団体客に愛されています
しかし、時代は移ろい、旅のスタイルも変化しています。かつてのような団体旅行から、個人が自由にテーマを持って旅をする時代へ。特に、海を越えて四国を目指す巡礼者たちは、その土地の「暮らし」や「文化」に深く触れる体験を求める方も増えてきました。
「日本文化を外国人の皆さんに感じていただくには、街全体を楽しむことも有効な方法の一つ」。そう語るのは、創業家と共に長年この宿を支えてきた取締役総支配人の永森さんです。土佐御苑は、老舗旅館の伝統を守りながらも、あえて旅館の枠を飛び出す決断をしました。それが、高知市内に点在する古民家や空き家を再生した分散型ホテル「STAY
UWU(ステイ・ウー)」です
「STAY
UWU」は、単なる宿泊施設ではありません。高知の作家のアートに触れるギャラリー、路地裏のレトロな一軒家、あるいは開放的なペントハウス。それぞれが異なるコンセプトを持ち、高知の文化や日常を映し出す「ショーケース」としての役割を担っています。老舗旅館が長年培ってきた安心感と料理の技をベースにしながら、プライベートな空間で自由に過ごす新しい旅の形。それは、お遍路という長い旅の途中で、高知の街に「暮らす」ように滞在する、贅沢なひとときを約束してくれます。
「私たちの旅館だけが良ければいい、という考えではもう生き残れません。高知、そして四国全体が『面』となって魅力を発信し、旅人を受け入れていく。そのために、老舗の私たちが先陣を切って新しい形を提示する必要があるんです」
支配人の想いと哲学
観光業界40年のベテランが見据える、「点」ではなく「面」のおもてなし
私は高知で生まれ育ち、約40年にわたって観光業界に身を置いてきました。キャリアのスタートは、ちょうど瀬戸大橋が開通した頃のホテルブーム。とにかくお客様が押し寄せ、猫の手も借りたいような忙しさの中で、フロント業務から私のホテルマン人生は始まりました。その後、一度は昼間の時間帯が主となる観光施設の土産物店へ移りましたが、やはり夜の付き合いも含めてお客様と深く関わるこの業界の空気が肌に合っていたのでしょう。ご縁があって土佐御苑に声をかけていただき、以来25年、営業と経営の両輪でこの宿を支えてきました
私は創業家の一員ではありません。土佐御苑は、女性創業者から娘さんへ、そしてお孫さんへと代々受け継がれてきた歴史ある旅館です。私はその傍らで、いわば「番頭」のような立場で携わり、現在では経営を一翼を担うようになりました。オーナーではないからこそ、客観的に旅館の強みと弱み、そして地域の課題を見つめることができたのかもしれません。
私たちは団体のお客様をお迎えすることに長けていますが、自分らしい旅を求める海外からの個人旅行者の方々にとっては、少し戸惑いを感じられるかもしれません。しかし、高知には素晴らしい食材があり、お酒があり、人情味あふれる「おきゃく(宴会)」文化があります。これを味わわずして通り過ぎてしまうのはあまりに惜しい。今の時代、お客様に合わせたさまざまな「泊まるという体験そのもの」をデザインしてみたい
そこで私たちが考えたのが、旅館の機能を街に拡張することでした。高知市街には、使われなくなった魅力的な古民家や空き物件がいくつもあります。これらをリノベーションし、一棟貸しの宿泊施設として再生させる。それが「STAY
UWU」プロジェクトです。ここでは、ひとたび建物に足を踏み入れた瞬間から、お客様のプライベートな城です。誰にも気兼ねなく、高知の街を歩き、地元の居酒屋で地元の人と肩を並べて飲む。そんな「高知の日常」そのものを味わっていただくことが、私たちが提案したい新しいおもてなしの形なのです
次の世代へ、お接待のバトンを渡すために
老舗旅館の「食」と「湯」を、プライベートな空間で
「STAY
UWU」は無人の宿泊施設ですが、決してサービスを放棄しているわけではありません。ここには、創業60年の土佐御苑だからこそできる「安心」と「質」の担保があります
その一つが「食」です。素泊まりで地元の飲食店を開拓するのも楽しみの一つですが、朝食にはぜひ、私たちが手掛ける「朝食弁当」を味わってみてください。高知は山海の幸の宝庫。老舗旅館の料理長が、地元の旬の食材をふんだんに使い、心を込めて作ったお弁当を、朝、お部屋までお届けします。誰にも邪魔されず、高知の味覚をゆっくりと楽しむ時間は、巡礼の疲れを癒やす格別の朝となるはずです。
また、STAY
UWUにご宿泊のお客様は、土佐御苑本館の大浴場をご利用いただけます(※条件等は要確認)。広々としたお風呂で手足を伸ばし、旅の汗を流す。古い町家の風情と、旅館ならではの快適さ。この「いいとこ取り」こそが、私たちが目指したスタイルです
高知市中心部は、市場や横丁が入り組み、昼も夜も活気に満ちています。私たちはこの宿泊施設を拠点に、高知の文化やアート、そして街の空気感そのものを「ショーケース」のように提示したいと考えています。お遍路という精神的な旅の途中で、ふと立ち寄った高知の街が、皆様にとって「第二の故郷」のように感じられる場所になれば、これほど嬉しいことはありません。
宿泊について
STAY UWU
公式ホームページはこちら
料金
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※料金は、宿泊される施設により異なります。詳しくは後述の各施設インフォメーションをご覧ください。
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※2歳未満で添い寝のお子様は無料
お食事
各棟キッチンを備えておりますので、夕食は各自でお持ち込み下さい
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※朝食弁当のご依頼は、ご宿泊1週間前まで承ります。詳しくはhttps://www.stay-uwu.jp/#meals
をご覧ください。
チェックイン・アウト
- チェックイン
- 15:00〜
- チェックアウト
- 〜10:00または11時
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※無人チェックインシステムを採用しています
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※ご予約時にお送りするメールより、お客様のスマートフォンでチェックインください。
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※当日チェックインが完了しましたら、入室パスコードをご確認いただけます。
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※パスコードを施設の玄関のキーパッドに入力すると、解錠が可能となります。
アクセス
施設1:001 Gallery House
愛媛県西条市小松町大頭甲653-2(Google Maps)
施設2:002 Retro house
高知市はりまや町3丁目17番19号(Google Maps)
施設3:003 Penthouse
高知市本町1丁目2-28 タックルボックス5階(Google Maps)
施設4:004 Atelier room
高知市帯屋町2丁目1番39号 ブレラビル2階(Google Maps)
施設5:005 Oasis room
高知市廿代町1-21 マチナカplus3階(Google Maps)
※ 施設は高知市街に分散しています。それぞれのアクセスは
GoogleMapなどの経路案内よりご確認ください。
施設1・施設2のみ無料駐車場あり
客室の特徴
001 Gallery House
(定員6名:1F 60.85m2/2F
70.97m2)
広々としたキッチンを基調とし、高知にゆかりのある作家の作品を展示した「高知のこだわり」が集うギャラリーのような空間です。
- 素泊まり
- 4名利用時 1名¥9,900~
※注意事項
<設備など>
無料Wi-Fi・冷暖房・TV・キッチン(IH)・電子レンジ・冷蔵庫・調理器具・食器・空気清浄機・風呂・エアコン・タオル
他
002 Retro House
(定員4名:1F 24.42m2/2F
24.42m2)
客室全体にレトロな調度品や照明を配置。ダイニングには掘りごたつをしつらえ、懐かしさと心地よさを演出しています。
- 素泊まり
- 2名利用時 1名¥13,750~
※注意事項
<設備など>
無料Wi-Fi・冷暖房・TV・オーディオレコード・キッチン(IH)・電子レンジ・冷蔵庫・調理器具・食器・空気清浄機・シャワーブース・エアコン・タオル
他
003 Penthouse
(定員6名:1F 58.24m2/ロフト
28.05m2)
まちの「隠れ家」として、こだわりのオーディオとBARスペースを完備。スタッフセレクトの本が並び、夜の図書館のような静謐な時間を過ごせます。
- 素泊まり
- 4名利用時 1名¥9,075~
※注意事項
<設備など>
無料Wi-Fi・冷暖房・TV・キッチン(IH)・電子レンジ・冷蔵庫・調理器具・食器・空気清浄機・風呂・エアコン・タオル・雑誌・オーディオレコード
他
004 Atelier Room
(定員6名:64.55m2 1Room)
白い壁に囲まれた、まさに「まちのアトリエ」。シンプルでアートな空間が、旅のインスピレーションを刺激します。
- 素泊まり
- 4名利用時 1名¥9,075~
※注意事項
<設備など>
無料Wi-Fi・冷暖房・TV・キッチン(IH)・電子レンジ・冷蔵庫・調理器具・食器・空気清浄機・シャワーブース・エアコン・タオル
他
005 Oasis Room
(定員8名:108.93m2(ワンフロア))
ビルの屋上に現れた「まちのオアシス」。植物の緑と半露天風呂が、都会の中で潤いを与えてくれます。最大8名収容可能なロングテーブルとキッチンも完備。
- 素泊まり
- 5名利用時 1名¥11,000~
※注意事項
<設備など>
無料Wi-Fi・冷暖房・TV・キッチン(IH)・電子レンジ・冷蔵庫・調理器具・食器・空気清浄機・風呂・エアコン・タオル
他
外国人巡礼者向け設備・サービス
ドリンクバー
コーヒー・紅茶・日本茶をお召し上がりいただけます
ドライヤー・シャンプー・リンス・ボディソープ
無料でご利用いただけます
英語対応
片言の英語、翻訳機による多言語会話が可能
冷蔵庫
お持ち込みのドリンクなどを冷蔵いただけます
体験を深める
フォトギャラリー
001 Gallery House
002 Retro House
003 Penthouse
004 Atelier Room
005 Oasis Room
朝食弁当※朝食弁当のご依頼は、ご宿泊1週間前まで承ります。